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不登校×eスポーツ教育|ゲームが学びの選択肢になる時代へ

更新日:51 分前


eスポーツ

文部科学省の調査によると、2023年度の不登校児童生徒数は過去最多を更新し続けています。一方で、教育現場では「学校以外の学びの場」を模索する動きが加速しています。


その中で注目されているのが、eスポーツを活用した教育プログラムです。


「ゲーム=遊び」という固定観念を超え、チームワーク、論理的思考、デジタルスキルを育む教育ツールとして、通信制高校やフリースクールでの導入事例が増えています。


私たち、「とびらの向こう」は、Not Enough Gamingを運営しながら 「遊びは、学びの原点」というビジョンを掲げ、ゲームを利用した

「UNLOCK KIDS」というフリースクールを始めます



なぜ今「不登校とeスポーツ」なのか


不登校の子どもたちの多くは、


「学校という環境が合わない」

「心身が疲れている」


状態にあり、外出すらできない事が多々発生しています。 それは、決して怠けているわけではありません。


そんな中で、eスポーツはどこからでも「自分らしくいられる場所」として機能し始めています。


教育現場では、ゲームを通じて失われた自己肯定感や社会性を取り戻すケースが報告されており、新しい学びの選択肢として真剣に検討されています。




eスポーツ教育が評価される3つの理由


eスポーツ教育

1、チーム活動による社会性の育成


VALORANTやApex Legendsなどのチーム制競技では、役割分担・作戦立案・振り返りといった協働作業が必須です。


対面でのコミュニケーションが苦手な子どもでも、オンライン上では「戦術を相談する」「ナイスプレーを称え合う」といった交流が自然に生まれるケースが報告されています。

学校では難しかった対話が、ゲームを通じて可能になる。


これがeスポーツ教育の大きな特徴です。


2、成長の可視化による自己効力感の回復


ランク制度やスコアによって上達が数値化されるため、「努力が結果につながる」実感を得やすい構造になっています。


教育心理学では、この「小さな成功体験の積み重ね」が、不登校から学びへの意欲を取り戻すきっかけになると指摘されています。


「できるようになった!」という達成感は、次の挑戦へのエネルギーになります。


3、将来につながるデジタルスキルの習得


eスポーツには、プレイだけでなく以下のような周辺活動があります


・動画編集

・配信技術

・データ分析

・戦略立案

・イベント運営

・チームマネジメント

・グラフィックデザイン

・コンテンツ制作


これらは、現代社会で求められるデジタルリテラシーそのものです。

単なる「ゲーム好き」ではなく、将来の仕事につながるスキルを身につける機会として、eスポーツは教育的価値を持っています。



全国で始まる「学校×eスポーツ」の事例


学校とeスポーツ

通信制高校での導入事例


ルネサンス高等学校では、eスポーツコースを設置し、英語教育やキャリア教育と組み合わせたカリキュラムを提供しています。


クラーク記念国際高等学校でも、eスポーツ専攻が開設され、プロチームとの連携プログラムが実施されています。


「学校に行けなかったけど、ゲームから学び直せた」という生徒の声が多く、社会的にも注目されています。


自治体・教育委員会の動き


茨城県では「全国都道府県対抗eスポーツ選手権」に参加する形で、中高生向けのeスポーツ教育支援が始まっています。


また、大阪市や横浜市などでは、不登校支援施設での試験的なeスポーツプログラムが導入され、参加率や継続率の向上が確認されています。


こうした実例が増えていることが、「不登校×eスポーツ」が一過性のブームではなく、持続可能な教育モデルであることを示しています。



UNLOCK KIDSが目指す教育のかたち


学びの循環サイクル


私たちUNLOCK KIDSは、オンライン型のeスポーツ教育プログラムを提供する新しいフリースクールです。

まだ開設したばかりで実績は多くありませんが、以下のような教育設計を進めています。


参加から「教える側」へ成長する仕組み


・初めは参加者としてチーム活動に参加

・継続するうちに後輩のサポート役に

・高校生以上は希望制でアシスタントコーチとして活動


この「教わる→教える」の循環が、子ども自身の成長を促すと考えています。

「先生」という役割を経験することで、責任感や他者への配慮が育まれます。



ゲームを"学び"に変える3つの軸


ゲームで身につくスキル

  1. チーム練習 協働・役割分担・振り返りの経験を積む

  2. 制作活動 Minecraftでの建築設計やルール作りを通じて創造性を育む

  3. 発信活動 配信・編集・プレゼンテーションの実践でアウトプット力を高める



ゲームをプレイするだけでなく、「作る」「伝える」「教える」まで広げることで、社会で役立つスキルにつなげます。


保護者が安心できる運営体制


・活動時間と学習時間を明確に区分

・スタッフによるコミュニティの安全管理

・週次での活動報告

・保護者向け相談窓口の設置


「家でずっとゲームをしている」のではなく、「目的をもって学んでいる」環境づくりを大切にしています。


保護者の方が安心して子どもを任せられる体制を整えることが、私たちの責任だと考えています。



不登校の子どもたちへのメッセージ


学校に行けないことと、学べないことは違います。

学びの場所は、学校だけではありません。

学びの方法も、教科書だけではありません。


ゲームの中で戦略を考え、仲間と協力し、目標に向かって努力する。

それは、立派な「学び」です。


もし今、あなたが「何もできていない」と感じているなら、それは環境が合っていないだけかもしれません。


あなたに合った場所、あなたに合った方法が、きっとあります。


保護者の方へ伝えたいこと



「ゲームばかりで心配」という気持ちは、よく分かります。


ですが、ゲームそのものが問題なのではなく、「ゲームとどう向き合うか」が大切だと私たちは考えています。


目的なく遊ぶだけのゲームと、チームで協力し、考え、振り返るゲームは、まったく別のものです。


UNLOCK KIDSは、後者の環境を提供することで、子どもたちが「自分で考え、動き、学ぶ力」を育てる場所を目指しています。


お子さんが「ゲームを通じて成長している」と実感していただける環境を、一緒に作っていきたいと考えています。



ゲームは"逃げ"ではなく"学びの入口"


不登校×eスポーツという取り組みは、まだ始まったばかりです。


ですが全国の教育現場で、確実に動き始めています。


UNLOCK KIDSも、その一歩を共に歩む存在でありたいと考えています。


ゲームが「逃げ場所」から「学びの入口」に変わるとき、子どもたちの未来は大きく広がります。


私たちは、その可能性を信じています。


UNLOCK KIDSについてもっと知りたい方、無料相談・説明会をご希望の方は、お気軽にお問い合わせください。






 
 
 

1件のコメント


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